2017鈴鹿8耐 大反省会
なんの苦行か
インドの修行僧は自らの精神を鍛えるため、辛い状況に身を置き、それを耐える苦行という修行を行う。 これによって手や足が伸びたり、テレポートできたり火を吹いたりできるようになるのだ。 ヨガフレイム
ということで、僕もダルシムになるために、自ずから苦しみを得るために三重県鈴鹿にいってきました。 真夏の炎天下、8時間もバイクが同じところをグルグル回るのをながめるだけの苦行に。
今年の8耐は
ということで、鈴鹿8耐に行ってきたわけですが、今年の8耐の状況はというと、積み重ねてきた回数が40となる記念大会。 2015年から二連覇しているYAMAHA Factoryが三連覇を狙います。 そんな中、来場者もここ最近のトレンドとして、少しずつ増えてきていて、今年の決勝は78000人の来場者だったのだとか。 全盛期の90年の16万人の半分にも満たないものの、少しずつ増えてきているのはいいことです。 天候はというと、あまりよろしくなく、午前中は雨が降ったり止んだり、気温も30度行くか行かないかくらいで、なんとも過ごしやすい気候。 これではなんの修行にもならない。 ヨガフレイムへの道は厳しい。
撮影目標
せっかく8耐にきたんだから、カメラの練習でもしようと、いくつか目標を立てていました。 まずは流し撮り。最高時速300km/hで走るバイクの躍動感を納めるには、流し撮りを極めねばなるまい。 そして夜間撮影。 鈴鹿8耐のゴールは19時30分。夜のとばりが降り始め、ヘッドライトを点灯したバイクが走る姿はなんとも幻影的。 それをなんとか納めたい。 今回新たに用意したアイテムは一脚。流し撮りに役立てたいところ。 そんな撮影の反省をしながら今年の8耐の様子を紹介していければと、そう思います。
ピットウォーク
レース前にピットウォークをしました。 ここではキャンギャルの撮影がメインですね。 思う存分欲望に身を委ねてください。
しかし、先頭の位置どりの競争率が激しいため、なかなか思うような写真が撮れません。 液晶でチルト撮影が多くなりますが、なかなか難しい。 露出の出し方もなかなか手こずります。 曇っていたので、露出補正は+3前後。ISOは400前後で撮影しています。
スタート
スタートは1コーナーの激感エリア。 コーナーの内側から望むことができる、金持ちだけが入れるスポットです。 ホールショットはカワサキ、ファーストラップを制したのは634。 そして2週目にヨシムラが転倒。 復帰はしましたが、ここからの巻き返しはきつい・・・ 撮影が二列目からなので、前のオッサンの頭が写り込んで辛い・・・・
S字
今年からパドック裏からS字に抜けられるようになりました。 それを利用して早い段階でS字に行きました。 と、ここでセーフティーカーが登場しました。シケインでトラブルがあったようです。
ヘアピンカーブ
かなり転倒も多いので、ここを定位置にする人も多い。 スピードが落ちるので、流し撮りの練習にちょうどいいかも。
二輪シケイン
距離は近いけど、柵が邪魔で撮りにくい場所。 一生懸命焦点使って消そうかと思ったけど、無理でした。
130R
一番スピードがのるとこで果敢に挑んだ流し撮りでしたが、ほぼ全滅。 一脚使っても難しい。
シケイン、最終コーナーからホームストレート
最終コーナーからホームストレートを伺うアングルがすごく好きです。 そして今年は観覧車に乗ってみました。 夜間撮影はゴール寸前のグランドスタンドから。光の流れ方が微妙です。 ヒトダマか!っての。
総括
全体的に、流し撮りはまだまだ修行が足りんって感じですね。 一脚で上下ブレは抑えられても左右のブレが抑えられず、やっぱりボケる。 シャッターズピードと流すスピード合わせたりしないといけないのか? 色々撮りましたけど、まだまだですね。 来年もまたきます。
レースの方は、YAMAHAがポールトゥウィンで三連覇。 YAMAHAはどうも、マシン開発、ライダー起用の他に、チームのスキルアップなどもしてるっぽいですね。 何せトラブルが少ない。 マシントラブル、ピット作業のトラブル、このへんが一切ない。 それがYAMAHAの強さなんだと思う。
来年こそはStop YAMAHAに期待します!